包丁を持ってはいけない高見沢俊彦「こいつは猫の手で切ってくださいって言われたら…」

――輝かしい功績で締めくくった2025年ですが、翌2026年は午年。高見沢さんと坂崎さんは“年男”ですね。

高見沢 「あらたな午年がやって来たので、次の午年まで大丈夫かな。いくつ?」

坂崎 「84!」

高見沢 「ほーっ!!」

桜井 「84はいけるよ」

高見沢「84までいくか! それには健康に留意して……」

坂崎 「コンサートで声が出ないと、自分がきついんですよ。ちゃんと声が出て、ギターも弾けてという状態を保つために、何をするべきか。それぞれが心がけるようになってきました。若いときは、みんな朝まで飲んでたからね。明け方までグデングデンだったもん。そういうのがなくなってきて、食べ物だとかサプリだとかスクワットとか」

高見沢 「スクワット?1回しかやってないだろ?(笑)」

坂崎 「毎日1回はしゃがむ……」

高見沢 「トイレか?なら、毎日5~6回はしゃがんでるじゃん(笑)」

桜井 「ずっとアルフィーのペースでやってきたのが、健康的にも良かったわけでしょ。大病もしてないし。何が起こるか分からないじゃないですか。

 本当だったら高見沢は、料理だからって包丁なんか持っちゃいけないんですよ。ギタリストだしね。こいつは猫の手で切ってくださいって言われたら、こうやって猫の真似してるしね(笑)(招き猫のポーズ)」

高見沢 「猫の手でやれっていうからこうやったら、それじゃないって……」

坂崎 「だからお前の感覚は変で面白い!」

高見沢 「ボケや突っ込みが自然にできる関係ですからね。ライブのコントもふだんの行動や、楽屋での会話がヒントで台本を書いてますからね。とにかく、こういった会話が僕らの普通、スタンダードなんですよ(笑)」

 正真正銘の大御所ながら、笑いで締める――そうした気取らなさもTHE ALFEE。古希を超えて、さらなる魅力を放つロックバンドの“今”がアルバム『君が生きる意味』には詰まっている。

THE ALFEE(ジ・アルフィー)
桜井賢(Vo.B、1955年1月20日生)、坂崎幸之助(Vo.AG、1954年4月15日生)、高見沢俊彦(Vo.EG、1954年4月17日生)からなるバンド。1973年、明治学院大学にて出会い、グループを結成。翌1974年にデビュー。1983年、シングル『メリーアン』が大ヒット。以降、59作連続シングルTOP10入りを記録し、男性アーティストでは歴代1位となるなど、日本の音楽シーンを代表するバンドとして活躍している。

【リリース情報】
THE ALFEE『君が生きる意味』
UNIVERSAL MUSICより発売中
通常盤【1CD】3,300円(税込)
初回限定盤A【CD+Blu-ray】4,950円(税込)
初回限定盤B【2CD】4,950円(税込)
初回限定盤C【3CD】5,500円(税込)

<収録曲>
01. 月光譚 - Moonlight Rhapsody -
02. 孤独の太陽
03. 君が生きる意味
04. 疾風怒濤 - Mind Riot -
05. 12Fretの躍動
06. 丁寧言葉Death ! (album mix)
07. KO. DA. MA.
08. Dancing in Heaven
09. 鋼の騎士 Q
10. Be Alive
11. HEART OF RAINBOW (album mix)