「知らずに本番に臨むのも違うかなと」真面目な性格に裏打ちされた努力

──そして『ヤンドク!』は医療現場が舞台になっているドラマということで。役づくりにあたって、参考にしたものはありましたか?

「なかなか実際に病院に足を運ぶ機会もなかったし、医療ドラマをたくさん見てきたわけではなかったので難しさはありました。その中で、INIメンバーの尾崎匠海が、『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)に自分と全く同じ“脳外科の研修医”役を演じていたので、かなり参考にしましたね」

──医療ものならではの、耳慣れない単語も多かったのでは?

「例えば、医療器具である『カテーテル』のようにわからない単語があるときは、それがどんなもので、どのような用途に使われているのかを調べました。知らない体の部位なら、名称と大体どの辺にあるのかを確認したり。詳しく知るまでには時間がかかるとは思うのですが、知らずに本番に臨むのも違うかなと。だから、なるべく浅くても予備知識として入れるようにしています」

 外国語、慣れない現場、役づくりへの取り組み。『ヤンドク!』は、許さんにとって新たな挑戦の功績が光る作品となりそうだ。

許豊凡(シュウ・フェンファン)
1998年6月12日生まれ、中国・浙江省出身。2021年、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』に参加し、ボーイズグループINIのメンバーとしてデビュー。グループでは中国語・日本語・英語・韓国語を操るマルチリンガルとしても注目され、パフォーマンス面では表現力の高さと安定した歌唱力に定評がある。近年は音楽活動に加え、ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(カンテレ・フジテレビ系)へ連続ドラマへのレギュラー出演を果たす。2026年にはドラマ『ヤンドク!』(フジテレビ系)で初の月9にレギュラー出演。INIの一員としての活動と並行しながら、表現者としてのフィールドを着実に広げている。

作品情報)
ドラマ『ヤンドク!』(フジテレビ系)毎週月曜日21時放送
出演:橋本環奈
向井理、宮世琉弥、音尾琢真、馬場徹、薄幸(納言)、許 豊凡(INI)/
内田理央 大谷亮平 大塚寧々/
吉田鋼太郎 ほか
脚本:根本ノンジ
プロデュース:髙木由佳、貸川聡子(共同テレビ)
演出:佐藤祐市、淵上正人、菊川誠、朝比奈陽子
制作協力:共同テレビ
制作著作:フジテレビ