お笑いのフィールドはもちろん、ドラマや舞台、友人である水谷千重子の存在も含め、活動の広さがそのまま表現者としての厚みとなっている芸人・友近さん。そんな友近さんが、数々の「2時間サスペンス」を彩ってきた名取裕子さんとのW主演で『2時間サスペンスTHE MOVIE』第1弾『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』に出演する。愛する「2時間サスペンス」の世界に正面から飛び込む思いと、「演じる」上での迷いや楽しみ、積み重ねてきた日々に出会った大物俳優へのリスペクト。そして、この人との出会いなしには今の友近はなかった、という“ある芸人”の話まで。【第2回/全8回】

友近 撮影/河村正和

 2月6日公開の映画『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』に、名取裕子さんとW主演する友近さん。今回演じる長野吉江は、大阪の“実演販売の女王”と言われるショッピングアドバイザーだが、どんな意識で演じたのだろうか。

「チャキチャキの大阪の実演販売のおばちゃん。コントではおばちゃんをやったことはあるんですけど、この尺でずっとおばちゃんを演じるのは初めてでした。
 私の芸風というのが、あまりデフォルメせずに自然体でそのままをリアルに演じるというのを好きでやってるんですけど、この映画で要求されてるのは本当にデフォルメしたベタベタなおばちゃんという感じだったので、そこは逆に難しいなというのが私の中でありましたね。
 もしかしたら、監督的にはもっとベタなおばちゃんになって欲しかったと思ってるかもしれないんですけど、バランスというか加減を考えながら、演じさせていただいた感じです」