ブレイク前の友近を支えた言葉「こうやって認めてくれる人がいるんだと」 

 どのようにして世に上げたのか、具体的に聞いてみると――。

「バッファローさんがまだまだ世に出ていない人の舞台をいつも観に行って“あいつ面白いぞ”、“俺らの舞台出てくれないか”って、いろんなところで声をかけていて引き上げてくださった。それは私だけじゃなく、本当に多くの芸人さんがそうでした。
 だから賞レースで優勝するよりもバッファローさんに声をかけてもらうほうが名誉があるって、関西では言われてたほどだったんです。もうそのバッファローさんに観ていただけたのは大きかったですね」

 そんなバッファロー吾郎との初対面はデビュー前だった。

「何も決まってなくて、オーディションを受けてるぐらいのときに、バッファローさんが、どこかで自分の面白いことを突き進んでやってるというのを見てくださって、“これ大事にしたほうがいいですよ”、って言ってくださったんです。“ハッ”と思いましたよね。
 ちょっと悩むタイミングで、今やってることを大事にやりなさいという言葉って、本当に力強い。確かにお客さんにウケてなかったんです(笑)。でも、“絶対その調子でやってみ”って言ってくれたのが大きくて、デビュー後の1年目からもその気持ちで出来たので、自信というか、こうやって認めてくれる人がいるんだという自分の中での支えになりましたね。
 ネタがたとえスベっても、バッファローさんが観てくれてたら笑ってくれたよな、みたいな感じで、そういうふうな気持ちでやっていくと、全然ブレずにできたんですよね。そこがあったから、そこからまったく変わらずにやれたというのはあります」

 ちなみに、最初に見てもらったネタはどんなものだったのだろうか。

つづく

友近(ともちか)
愛媛県出身。NSC卒業後は NHK新⼈演芸⼤賞で⼤賞、ABC お笑い新⼈グランプリで優秀新⼈賞を受賞するなど、お笑い芸人として活動する一方、女優として舞台、テレビドラマ、映画などに多数出演。2019年、『嘘八百』(18)で第28回日本映画批評家大賞助演女優賞を受賞。また、友近サスペンス劇場をYouTube で公開し、第15回ロケーションジャパン⼤賞 審査員特別賞受賞。歌手「水谷千重子」や中高年プロアルバイター「西尾一男」としても活躍中。2025年8月〜10月には明治座・博多座・新歌舞伎座で4度目の水谷千重子50周年座長公演を開催。

■作品情報
『2時間サスペンス THE MOVIEシリーズ』第一弾『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』
出演:名取裕子 友近 / 風間トオル 加藤諒 / 国広富之 / 中山忍 東ちづる 水野真紀 ほか
監督:白川士
脚本:渡辺典子
企画統括:菅井敦
配給:イオンエンターテイメント、ホリプロ
公開日:2026年2月6日
https://2h-movie.com/aoikeharuka/


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