“絶対的な幸福感”を感じる瞬間は……
「旅行の写真をSNSでシェアしようとしたとき、身近な人に『それって幸せ自慢になってない?』と言われたんです。それが自分の中でけっこう衝撃というか、びっくりするような出来事でした。今は幸せなことを家族や友人と共有するのが日常です。でも、昔のような感覚でSNSに発信すると、そんな風に受け止められることがあるんだと気づきました」
そのとき感じた違和感から、「幸せを感じる瞬間」について考えるようになったという。
「今回のエッセイは幸せなことだったり、目に見えない感覚にフォーカスを当てて書いていけたらいいなと思いました。そして、自分にとって『どんな瞬間が幸せなんだろう』と考えたとき、絶対的な幸福感があるなと思ったのが、バースデーケーキのろうそくを吹き消す瞬間でした」
それが、本書のタイトルにつながった。