挑戦したかったのに「可能性を奪われているような違和感があった」
「自分のキャラクターを決められてしまった感覚が、嫌だったんだと思います。ピンクの衣装に、ハートのアクセサリーのような、“王道キュート”な役割を求められるように感じていたのかな。自分自身はそういったキャラクター付けが嫌いではないけど、 “元気”なキャラクターの挑戦もしてみたかった。でも、一方的に役割を求められたことで、可能性を奪われているような違和感があったんだと思います」
自分の見せ方や個性は、自分で決めたい。誤解されたくない気持ちは、ペンを持った今でも一貫している。
「以前、自分の作品を『これ、別の方が書いたんですよね?』と言われたことがあって。そのときのエピソードも今度のエッセイに書いたのですが、今思い出してもすごく悔しかったんです。でも、その悔しさが、自分がどうなりたいかの道標を作ってくれたと思っていて。今、私の本を読んでくれている人たちに対して『お芝居もずっと続けていきたいですし、書くことも絶対に辞めたくない』とある意味、決意表明になった気もします。もう言っちゃったからには逃げられないなって」