俳優として、また文筆家として独自の感性を発揮し続ける松井玲奈。2026年1月30日に刊行された書き下ろしエッセイ集『ろうそくを吹き消す瞬間』は、自身の内面や半生、「幸せ」の定義にまで深く切り込んだ内容になっている。表現者として歩み続ける彼女のTHE CHANGEとは──。【第5回/全5回】

松井玲奈 撮影/有坂政晴 ヘアメイク/菅井彩佳 スタイリング/船橋翔大

 松井さんといえば、ハリー・ポッターにディズニー、アイドリッシュセブン、新幹線……と、幅広いジャンルの“オタク”でもある。そして今、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で大人になったハーマイオニー・グレンジャーを演じている。「ハリー・ポッター」シリーズの中でも特に“推し”だというハーマイオニーを自分で演じる感覚は?

「すごく楽しいです。公演ごとに役柄の組み合わせが変わるので、毎回新しい発見があります。ロングラン公演だからこそ、何度も足を運んでくださる方もいれば、その日が唯一の観劇になるお客様もいる。だからこそ、どの回でもベストなパフォーマンスを届けなければならないと思っています。それは長丁場の舞台ならではのミッションでもあり、メンタル面でも自分を成長させてくれる現場です」