「かつての私だったら、“好きか嫌いか”とか“結婚したいか、したくないか”だけだったけど…

「そのときの私の態度を見た母が、『あの人は年金で暮らしていて、自分の生活もすごく大変な中で、あなたが来てくれたからっていうのでお年玉をくれたの。だから、あの人にとって、これはすごく大きな1000円なのよ』って言われたんです。それで、人によって、お金の価値は違うんだってことを、初めて知ることができたんです」

――いい話ですね。劇中、青島のセリフで「婚活で譲れない条件は3つまでです」というのがありましたけど、加藤さんから見た結婚の条件ってありますか。

「かつての私だったら、『好きか嫌いか』とか『結婚したいか、したくないか』だけだったけど、今回の作品に携わって、条件で相手を決めるっていうのも大事かなって思ったんです」

――具体的に言うと?

「単に仕事をやっているだけじゃ嫌だし、お金だけあっても嫌だし……仕事をプライドを持ってやっているということかな。それってカッコいいじゃん!

 でも、本音を言うと結婚はしたくないんですよ(笑)」

――なるほど。ユカの原作のセリフで「東京が私を大人に変えたの」というのがありました。加藤さん自身も、鹿児島、フランス、ブルガリア、ポーランド、静岡……と、いろいろな所で暮らしていますが、最も大きな影響を与えた場所は?

「静岡かな」

──海外じゃないんですね。

「海外での生活は家族3人だけのもので、あんまり周りの方々と関わることもなく、その国に住んでいる日本人の方と、たまに食事したり……という程度だったんです」

――静岡での生活は、どんなことが変化に?