プライベートの時間はなし「でも、それ以降は、生意気な言い方ですけど、仕事を選ぶようになってきました」

 その後、2019年10月からの約4か月にわたる活動自粛を経て、自身を取り巻く環境は激変した。

「やっぱり、その前後で変化はありましたよね。僕自身もあったし、その時期ってちょうどお笑いの勢力図がグワっと変わったんですよ。コロナ禍もあって、テレビで活躍している人の顔ぶれがガラッと変わり出す時期で、そこから2~3年掛けて地殻変動みたいなのが起きる時期やったんです。僕だけじゃなく、全体的に変わった感がありました」

──ちょうど、お笑い第七世代と呼ばれる芸人たちが台頭してきた時期ですね。

「そうそう。だから、僕も仕事の選び方がちょっと変わったかもしれませんね。たとえば、1週間という時間をどう使うか、といった面でちょっと変化があったかな。自分の時間をちゃんとキープするようになってきたところはありますね」

──それまでは仕事とプライベートの時間が分かれていなかったということでしょうか?

「そうですね。極端に言うと、それまでは、来た仕事はほとんど受けていたから、プライベートの時間はなかったんです。でも、それ以降は、生意気な言い方ですけど、仕事を選ぶようになってきました」

“選ぶ”というのは、仕事のことだけではない。人生設計も意識するようになっていった。

「僕、昨年50歳になったんですけど、あと何年、元気に活動できるんだろうって考えたときに、自分でちゃんと“時間”を選ばなきゃいけないなって思ったんです。その中で、やっぱり“生み出す系”のことは全部やっておきたいなって。
 新ネタもそうですけど、別にネタじゃなくても“何かを作り出す”ということが好きでこの世界に入ってきたので、辞めるとなったときに『出し切ってないな~』とか『もっと頑張れば良かったな~』って思いをちょっとでも減らすことをしないといけないなって思っています。
 でも、自分のグータラな性格を考えたら、たぶんそこまで行かないんじゃないかな(笑)」

──それは常に自分を追い込んでいるということですか。

「ま、追い込めていないですけど、追い込まないといけないなとは思っています」

 次回は「めちゃくちゃ寝る」徳井さんの健康法などもうかがった。

つづく

徳井義実(とくい・よしみ)
1975年4月16日、京都府生まれ。A型。NSC大阪校を経て、幼馴染の福田充徳とお笑いコンビ・・チュートリアルを結成し1998年にデビュー。2006年にはM-1グランプリで優勝した。俳優として大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK)、『ケイ×ヤク‐あぶない相棒‐』(日本テレビ系)などのドラマや、『天国はまだ遠く』(2008)、『莫逆家族‐バクギャクファミーリア‐』(2012)などの映画に出演。近年は自身で撮影と編集を行うYouTubeチャンネル『徳井video』も人気で、そこから派生したオリジナルブランド『Mystify』でキャンプ用品などの商品開発・販売も行っている。

■作品情報
ドラマ『令和に官能小説作ってます』
テレビ大阪・毎週水曜深夜24時~、テレビ愛知・毎週土曜深夜2時15分~放映中
DMM TVにて独占見放題配信
TVerにて見逃し配信
Ⓒ「令和に官能小説作ってます」製作委員会
https://www.tv-osaka.co.jp/reiwani_kannou/