「以前は演じることが、楽しくないと感じてしまうことも」最近起きた心境の変化
自らに課したチャレンジを成功させた寛一郎さんだが、そこには役への向き合い方の変化も関係しているようだ。
「もちろん昔から、ちゃんと役に向き合ってはきました。でも、どこかで“それっぽいこと”をやっていたのかもしれません。僕はどの役も自分の一部だと思っているのですが、自分自身のいやな部分やコンプレックスも、役に生かせるんだと気づいてから、自分自身ともさらに向き合えるようになったと思います。
役が自分を代弁してくれたり、自分を救ってくれることもあって。以前は演じることが、楽しくないと感じてしまうこともあったのですが、最近は、楽しいとは言いませんけど、“面白い”とは思うようになりました」
そうした変化がより強いエンジンになっているのかもしれない。自分と向き合うことには、困難も伴うだろうが、演じることを“面白い”と思えるようになった寛一郎さんからは、どこかすっきりとした空気が伝わってくる。
つづく
寛一郎(かんいちろう)
1996年8月16日生まれ、東京都出身。2017年に俳優デビューし、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(2017)で第27回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。映画『菊とギロチン』(2018)、『せかいのおきく』(2023)、『首』(2023)『ナミビアの砂漠』(2024)、『シサム』(2024)、『爆弾』(2025)、『そこにきみはいて』(2025)、『ラストマン -FIRST LOVE-』(2025)、NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(2025)、NHK放送100年特集ドラマ『火星の女王』(2025)など話題作に多数出演。2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』ではヒロイン・トキ(高石あかり ※高ははしごだか)の最初の夫・山根(松野)銀二郎役を好演して話題に。最新出演映画『たしかにあった幻』が2026年2月6日公開。
<ヘアメイク>
Taro Yoshida (W)
<スタイリスト>
石井大
<衣装>
ジャケット ¥115,500(ティー・ティー) お問い合わせ先/ティー・ティー 075-525-0402
シャツ ¥39,600(セブンバイセブン) お問い合わせ先/セブンバイセブン 03-5785-6447
シューズ ¥223,300(オールデン) お問い合わせ先/ラコタ 03-3545-3322
※税込価格
●作品情報
映画『たしかにあった幻』
監督・脚本・編集・プロデューサー:河瀨直美
出演:ヴィッキー・クリープス、寛一郎、尾野真千子、北村一輝、永瀬正敏、利重剛、中嶋朋子 ほか
2月6日(金)テアトル新宿ほかロードショー