今年30歳を迎える俳優・寛一郎。デビューから10年目となる年でもある。当初より、独特なオーラを放ってきたが、佐藤浩市を父に、三國連太郎を祖父に持つバックグラウンドも、しばしば語られてきた。しかし今では、連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK)で銀二郎ロスを巻き起こすなど、父や祖父と切り離して評価を受けている。
 最新出演映画『たしかにあった幻』では、海外キャストと共演し、英語での芝居を披露。進化を続ける寛一郎さんのTHE CHANGEとは──。【第4回/全6回】

寛一郎 撮影/有坂政晴 ヘアメイク/Taro Yoshida (W) スタイリスト/石井大

 昨年、そして今年2026年と、これまでにも増して幅広い役柄を演じている寛一郎さん。なかでも朝ドラ『ばけばけ』で見せた、高石あかり(※高ははしごだか)が演じるヒロイン・松野トキの最初の夫・銀二郎役では、トキの幸せを願って身を引いた姿に「銀二郎さんも幸せになってほしい」と熱い支持を得た。