2005年にデビューし、“不動のセンター”として平成期のアイドル文化をつくり上げた前田敦子さん。2012年に同グループを卒業後は、俳優として本格的にドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系)『厨房のありす』(日テレ系)、映画『イニシエーション・ラブ』(2015)など、多数のドラマや映画で活躍している。

前田敦子 撮影/松島豊

 2025年に芸能活動20周年を迎えた前田さんだが、2026年2月13日に写真集『前田敦子写真集 Beste(ベステ)』(講談社)を発売。アイドル、女優、そして一児の母として活躍する彼女の“THE CHANGE”とは。【第1回/全5回】

 この日は終日、取材陣が次々と押し寄せ、前田さんも対応に追われる慌ただしい一日となった。それでも彼女は疲れの色を一切見せず、ひとりひとりの目を見ながら弾けるような笑顔で言葉を交わす姿が印象的だった。

──今回発売される写真集『前田敦子写真集 Beste(ベステ)』。2012年の写真集『不器用』(小学館)以来、14年越しの刊行だそうですね。なぜ、このタイミングで写真集を出そうと思われたのでしょう?

「自分を見つめ直す“インプットの時期に入りたいと思った”から、というのが大きいですね。ふだんの俳優という仕事で、演技を通して自分をアウトプットしすぎたタイミングだったんです。そんななかで、2024年の冬に写真集のお話をいただいて、自分の心や身体と向き合うつもりで取り組むことにしました」