先輩芸人もしもの話に…「“死んでしまう”と言いました。経済的にも、精神的にも」

 もし大喜利がこの世からなくなったら……って、前に先輩芸人のR藤本さんと飲んでいるときにそんな話をしたんです。Rさんが「変に難しいお題が増えているから、世の中は一年間、大喜利を禁止すればいい」と。それに対して私は「死んでしまう」と言いました。経済的にも、精神的にも。大喜利の番組やライブのほか、大喜利要素のあるWebアニメの脚本を書かせてもらっていたり、『妹は知っている』というハガキ職人が出てくる連載中の漫画で大喜利協力をさせてもらっているので、シンプルに仕事がなくなってしまいます。賞レースに出るのも、これで世に出たいというより、いいネタができたら、同じようにみんながいいネタを持ってくるところに持っていきたい、それだけなんです。自分の人生は、大喜利を続けていければいいな、お題を出す側でも答える側でもどちらでもいいから、大喜利をずっとやっていきたいな、それだけなんですよね。

 昨年、初著書『おおぎりぼっち-大喜利百題百答-』を出しましたが、大量にお題と答えを考える作業はずっと楽しかったです。発売記念イベントに一緒に出ていただいたザ・ギースの高佐さんと、その日の楽屋で「“あなたにとって大喜利とは?”と聞かれたらどうする?」という話題になって、いろいろ話し合った結果、「食い気味で“おにぎり”って答えよう」ということになりました。その質問すら大喜利のお題のようなものだから、難しいですよね。真面目に答えたら大喜利じゃないし、かといってふざけすぎるのも違うし。だから、その間をとって「おにぎり」です。

赤嶺総理(あかみねそうり)
1991年3月1日、沖縄県那覇市生まれ。趣味は大喜利、俳句、短歌、ネタ作り手伝い、酒。特技は楽屋で邪魔にならないところを見つけること。

書籍『おおぎりぼっち-大喜利百題百答-』(双葉社)
著:赤嶺総理
「こんな学校はイヤだ」をテーマに自作のお題・回答で100本ノック。読むだけで少し大喜利が得意になった気になれる、至極の一冊。