「恐怖に襲われました」俳優を辞めようと考えたことも
「もちろんあらゆる先輩方から、気づかないうちにいろいろな影響は受けているのだとは思いますけど……。役についても、ストーリーを知って、“その作品にぜひ参加させていただきたい”と思うことはありますが、“絶対にこの役をやりたい”といったことは思いません」
物語そのものに惹(ひ)かれて役を生きる。そんな玉山さんだが、これまでのキャリアの中で、最大のピンチに直面した瞬間があったという。
「20代後半の頃です。ある仕事をしたとき、自分が思っていたお芝居が全くできていなかった。別に監督から怒られたりしたわけではないのですが、自分の中でどうにも消化できなくて。“今までできていたものも、できなくなるんじゃないか”という恐怖に襲われましたし、もう辞めようかなと思ったこともあります。それが続いて、その作品以降の数年は、イップスじゃないですけど、そういう時期がありました」