母と一緒の海外旅行「ラスベガスでロケがあったときに“ハワイで合流しよう”と言われて現地で落ち合った、一度きり」

──それは確かに意外です。テレビのイメージだと、バスマットなんて高級な動物の毛とかを使っていそうなイメージでした(笑)。

「そうですよね。戦時中の過酷な経験が染みついていたのか、仕事で必要なもの以外は質素倹約派で。それに根っからの仕事人間で、プライベートで遊ぶなんてことはほとんどありませんでした。芸能人といえば、よく海外旅行に行くイメージがあると思いますが、母はそういったこととは無縁でしたから。
 私が母と一緒に海外に行ったのも、ラスベガスでロケがあったときに“ハワイで合流しよう”と言われて現地で落ち合った、一度きりですね。外では派手なエンターテイナーでしたけど、私からしたら“質素で働き者のお母さん”。 皆さんが想像するような姿とは、また別の、素顔がありました」

 強烈なキャラやゴージャスな印象は、メディアで活躍するための戦略だったのだろう。数子さんの自己プロデュース力に頭が下がる思いだった。

(つづく)

■作品情報
『宿命大殺界の乗り越え方』(幻冬舎)
著:細木かおり
定価:1,760円(本体1,600円+税)
発売日:2025年12月17日