継承への家族の後押し「あとは母から“細木数子になれというわけじゃない”と言ってもらえたのも大きいです」

 かおりさんは自身の経験から、子どもたちを守るためにも“身内”という事実を隠してきたという。それゆえ、数子さんから六星占術を継承することもためらった。

 そんな彼女の背中を押したのは、意外なことに当の子どもたちだった。かおりさんは愛する我が子から思わぬ言葉を投げかけられたという。

「母は賛否両論ある人でした。好き勝手言われているのを見て私が悲しくなったように、私が六星占術を継ぐことで子どもたちにそういう思いをさせたら嫌だなって。メディアだけじゃなく、今はネットでも心ない言葉が飛び交いますから。
 でも、子どもたちのほうがハートが強くて。“別に、SNSなんて暇な人が書いてるんでしょ?”“気にしなきゃいいんじゃない?”という感じだったんです。こういった家族の後押しもあって、継承することを決めました」

──では「表に出よう」と決めた転機はお子さんにあったと?

「そうですね。あとは母から“細木数子になれというわけじゃない”と言ってもらえたのも大きいです。母はいろいろ言われやすい人でしたが、いつも相談者に対して真剣に向き合っていましたし、その一人一人に幸せになってほしいという熱い気持ちがあるのも、身内として重々承知していました。だから、その点を大事にしたいと思って継承することを承諾したという面も大きいです」

 かおりさんにとっての最大のCHANGE、細木数子さんが考案した『六星占術』の事業継承には、心強い子どもたちと偉大なる母という“家族の絆”があったようだ。

■作品情報
『宿命大殺界の乗り越え方』(幻冬舎)
著:細木かおり
定価:1,760円(本体1,600円+税)
発売日:2025年12月17日