2006年にじろうとともにシソンヌを結成した長谷川忍。近年では芸人としてだけではなく、俳優としての活躍も目立つ。そんな彼の「THE CHANGE」とは?【第1回/全2回】

シソンヌ長谷川忍 撮影/弦巻勝

バラエティと俳優はまったく違う

 おかげさまで、今は芸人を軸として、バラエティ番組のMCや俳優業もやらせてもらっています。さまざまなジャンルの仕事をやっていると、「それぞれの仕事で切り替えるのって、難しくならない?」って聞かれることがあるんです。実際はそんなことはなく、非常にいいバランスで仕事をさせていただいています。

 芸人だとほぼバラエティになりますが、僕の場合、比率だとバラエティが7で、俳優を含むそれ以外の仕事が3ぐらい。バラエティと俳優ってまったくフィールドが違うので、現場での出演者をはじめ、スタッフもまるで違うんです。使う脳も違いますし。そこは僕自身の中でも自然と切り替えができていて、いいリフレッシュになっているのかもしれません。

 俳優業やコントにおいて、素の自分とはまったく違う人を演じる分、バラエティではより、自分の素で臨める部分がありますね。

 たとえば、バラエティで自分の立ち回りに一瞬迷うことがあったり、不安になることがあっても、ドラマやネタという別の場所がある、そう感じることもあるんです。

 そこで一回リセットすることができるから、どのフィールドでも、やっているときはグッと集中して、それ以外のことは考えないようにできています。現場からいったん離れて、家に帰る頃には、うまい具合に切り替えができるんだと思います。

 とはいえ、コントも俳優も根本的なところでいうと“役”を演じているので、そこは近いところがあると思うんです。大きな違いは、コントの着地点は“笑い”であること。

 そこにいくまでの“表現”という部分では、コントも俳優も同じだと思うんです。