アルゼンチン・タンゴに夢中「週に3日以上、毎回3時間、踊りっぱなしです」
中国韓国、それに台湾、欧米など各国のプロが参戦していました。そこで予言通りに私は優勝。囲碁の初代の世界チャンプになったわけです。さらに翌年も連覇しました。生涯でタイトルは24期(うち世界タイトル6期)と履歴に残っていますが、一番記憶に残るのがこの大会でしたね。あの年はNHKトーナメントで優勝し、アジア杯を4連覇。その2年後に十段位を獲得して3連覇という具合で、40歳前後は連戦連勝でした。
本業の囲碁の他にも、多芸というか趣味はいくらでもあるんです。ゴルフも20歳から始めていますし、多いときには年に70回もコースに出たほど。かなり好きなのです。自分のハンデに対していくつで回ったという、自分自身と闘うところが好きなんです。
今はアルゼンチン・タンゴに夢中です。出合ったのは50代になってから。麻雀三昧の生活で、その麻雀の悪友に誘われたのがきっかけです。
最初は抵抗ありましたよ。でも、見学会にいって、ミニレッスンを受けると、腰痛がすぐに治ったのです。それからハマるようになりました。
それから20年以上たった今も、週に3日以上、毎回3時間、踊りっぱなしです。熟年のタンゴレッスンは、実は男性不足でね。踊れる男はモテモテですよ (笑) 。
将来は120歳までダンスを踊りながら、人生を謳歌していきたいと思っています。
武宮正樹(たけみや まさき)
1951年1月1日 東京葛飾区生まれ。小3で囲碁を始めて連戦連勝。中学生でプロ棋士になり、中学卒業後に木谷道場の内弟子に。20歳で初タイトルの総理大臣杯を獲得。以降は本因坊、名人、世界囲碁選手権優勝ほか24期タイトルを獲得。自由な棋風から「宇宙流」と言われる。