15歳でのデビュー後、「20歳で辞めるつもりだった」という葛藤を乗り越え、実力派俳優へと成長を遂げた水崎綾女。
 彼女の人生の転機『THE CHANGE』に迫るインタビュー後編では、主演ドラマ『サレタ側の復讐〜同盟を結んだ妻たち〜』(テレビ東京系)での過酷な(?)モラハラ撮影秘話から、30代を迎えた今も毎年グラビアに挑戦し続ける深い理由、そして「もっとわがままになりたい」と語る現在地に迫る。【第2回/全2回】

水崎綾女 撮影/河村正和

――仕事の話に戻りますけど、水崎さんは現在、放送中のドラマ『サレタ側の復讐〜同盟を結んだ妻たち〜』では、主演を務めていますね。
「これまで主演などの役どころに、こだわったことがなかったんです。たとえば、出演シーンが1シーンしかなかったら、どうしたら印象に残るだろうとか、ずっと、そういうことを考えてやってきたので」

――「主役=座長」だから、みんなを引っ張っていこうとか。
「そういう気持ちよりも、現場でイヤな思いをする人を、一人でも少なくしたいという気持ちがあります」

――座長として、立派な心がけだと思います。
「やっぱり、演技しづらい、緊張しちゃうっていう人を減らしたいと思います。私自身が10代の頃に、誰としゃべっていいのか分からない、どういう芝居をしたら良いのか分からない、という場面も多かったので。そんなときに、メインの方に話しかけていただいて救われたという経験が今に生きているんです」

毎日泣いていた? 不倫復讐ドラマでの過酷な「モラハラ」シーンの裏側

――なるほど。物語は夫に不倫された3人の妻が同盟を組んで復讐をもくろむ……というドロ沼不倫復讐劇です。水崎さんが演じるのは、夫の義隆(二階堂高嗣)に、すごいモラハラを受けている主人公の岸本奈津子。
「撮影が始まって最初の頃は義隆の不倫現場を目撃したり、作った料理を払いのけられたりといったモラハラシーンの連続だったので、本当につらくなってしまい、毎日、泣いてました(笑)」

――第2話では、靴下を投げつけられるシーンもありましたね。
「撮影する前は軽くペチャッて感じかなって思っていたんですけど、本番では当たった瞬間に思わず『痛っ!』って、台本にないセリフが飛び出すくらいの豪速球で……(笑)」

――なんと、大変でしたね(笑)。役作りで心がけていることは、ありますか?
「奈津子を演じるうえでセリフはしっかり覚えますけど、キャラを作り込まない……というか、空っぽの状態で臨んでいます。皆さんが提案してくれたことを自分の中にどんどん取り込んでいくということで奈津子を作り上げていますね」

――ドラマでは、『復讐同盟』の発起人となる遠藤佳乃を篠田麻里子さん、奈津子の大学の後輩で、夫が複数の女性と不倫する早乙女麗奈を矢吹奈子さんが演じています。
「このドラマは復讐を通して、3人の女性たちの成長や友情も描いているので、そこにも注目して楽しんでほしいですね」

――復讐の先に何があるのか……今後の展開も注目ですね。