近年、時代劇への出演が続いている佐々木蔵之介

──いっとき、時代劇が作られなくなった印象がありましたが、ここ数年、人気が再燃している気がします。佐々木さんも『浮浪雲』『幕末ヒポクラテスたち』と続きますね。

「僕も時代劇は多くなっている気がしますね。全体的にそうなのか、個人的に出演させていただく機会が増えたのか、そこまではわかりません。一昨年の年末に『幕末ヒポクラテスたち』、昨年の夏にNHKの『浮浪雲』を撮影しました。そして、この春に、また時代劇で京都に入るんですよ」

佐々木蔵之介 撮影/冨田望 スタイリング/勝見宜人(Koa Hole inc.) ヘアメイク/西岡達也(ラインヴァント)

 そう時代劇への意欲を口にする佐々木さんは、時代劇の代表格といえるNHK大河ドラマ『風林火山』『麒麟がくる』『光る君へ』などに出演してきた。なかでも『麒麟がくる』での“恐ろしい”羽柴秀吉役は、大きなインパクトを与えた。

──大河ドラマ『麒麟がくる』での秀吉は、いまでも強く印象に残っています。

「日本人みんなが知っている人物で、世界でも類を見ないくらい出世した人ですからね。自分が秀吉をやると聞いたら、みんなに“お前が秀吉か”と言われるくらいにやろうとは、最初から思っていました。だからこそ自分としては、面白がっていたところもあって、イメージを裏切るのも多少はありだろうと思っていました。いろいろな秀吉の本を読んで、最終的に司馬遼太郎さんの作品をなんとなくベースにしながら、役を作っていきました」