中学生で芸能界入りし、10代の頃からテレビドラマや映画で存在感を放ち、2019年には映画『カツベン!』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した黒島結菜さん。2022年には“朝ドラ”ことNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロインを演じるなど着実にキャリアを積み、5月8日には最新主演映画『未来』が公開される彼女は、自身の“THE CHANGE”をどう捉えているのか。【第6回/全8回】
黒島さんは2011年、全国デビューに先立ち地元・沖縄でモデルデビュー。母の「自己アピール力をつけなさい」という勧めでウィルコム沖縄のイメージガールコンテストに応募し、特別賞である「沖縄美少女図鑑賞」を受賞、その後に芸能事務所へ所属した。
本格的に東京へ出てきたのは、多忙を極め始めた2014年、高校3年生の秋のこと。上京して驚いたのは、周囲と自分との“違い”だったという。
「オーディションでは、堂々と自分を表現し、自己アピールをする子たちを見て、“す、すごい……”と圧倒されました。当初、私の生活の軸足は沖縄で、のんびりした空気で育ってきたこともあって、“私なんて全然無理じゃん……”って。
自己アピールをしてくださいとか、ハマっていること、得意なことは何かと聞かれても、特にアピールできるものもないし、特に何もできないし。そういうなかで、ほかの女優さんたちは“ダンスができます!”“歌えます!”とか言っていて、輝いて見えました」