中学生で芸能界入りし、10代の頃からテレビドラマや映画で存在感を放ち、2019年には映画『カツベン!』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した黒島結菜さん。2022年には“朝ドラ”ことNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロインを演じるなど着実にキャリアを積み、5月8日には最新主演映画『未来』が公開される彼女は、自身の“THE CHANGE”をどう捉えているのか。【第8回/全8回】
沖縄戦の終戦地・糸満市で生まれ育った黒島さんは、映画デビュー作『ひまわり〜沖縄は忘れない〜』(2013)をはじめ、『ちむどんどん』(NHK)など、沖縄にまつわる作品への出演も多い。
戦争もので言えば、2020年にオムニバスドラマ『戦争童画集~75年目のショートストーリー~』(NHK)に出演したほか、2015年には、原爆投下直後の広島市で街の復興を目指し、路面電車を運転した女性の実話を描いたノンフィクション漫画の実写化『戦後70年 一番電車が走った』(NHK)にも主演している。
先の戦争での沖縄といえば、日本で唯一民間人を巻き込んだ戦闘が繰り広げられ、県民の4人に1人が亡くなった悲劇の地。幼少期から学校行事として戦争に関する講演会や学習を受けてきたという黒島さんは、『戦後70年 一番電車が走った』に出演するにあたり、「小さい頃から“戦争”が身近にあった」と語り、並々ならぬ想いで取り組んだことを明かしていた。
そんな故郷・沖縄を黒島さんが離れたのは17歳。それまで東京と往復しながら芸能活動を続けていたが、東京の高校へ転校した。今年で上京から12年経つが、今でも沖縄に対する思い入れは強い。