オンバトの亡霊と言われてました
関「本当に暇だった時期に、たまたま道でNHKの人に会って“また出してくださいよ”って言ったら本当に呼んでくれたんです。周りからは“あれ? また出るの?”って言われました」
山本「老害ですよ、もう」
関「これはね、“嫌だった”という声が明確に届いております(笑)。“またあいつらが戻ってきた”って」
山本「オンバトの亡霊と言われてました」
関「僕らが『レッドカーペット』や『エンタ』に出ている芸人に対して“嫌だな”“30秒で何が面白いんだよ”と思っていたのと同じように、『オンバト』に出てない芸人からすればうとましかったでしょうね」
2012年に行われた『オンバト+』第2回チャンピオン大会では優勝を果たした。
山本「『オンバト』があったから芸人を辞めなかったところはあると思います。『M-1』に何回挑戦してダメでもここに戻ってくればウケるし、オンエアという絶対の“正解”があるから。そこでウケてオンエアされて、“正解ではあるんだな、じゃあ何が足りないんだろう”って考えていました」
関「単純に仕事としてこれしかない時期もありましたしね。ライブや営業はないしテレビもないけど『オンバト』だけが月に1回あるから、まだ“お笑いやってます”と言えていた。恩人のような存在かもしれません」
■プロフィール
タイムマシーン3号
山本浩司(やまもと・こうじ)1979年6月22日生まれ。新潟県出身。
関太(せき・ふとし)1979年8月5日生まれ。群馬県吾妻郡六合村出身。
東京アナウンス学院の同級生同士で2000年に結成。2003年より『爆笑オンエアバトル』に出演し、常連として成績を残す。『M-1グランプリ』2005年、2015年ファイナリスト。『キングオブコント』2016年ファイナリスト。現在のレギュラー番組は『有吉の壁』(日本テレビ)、『藤田ニコルのあしたはにちようび』(TBSラジオ)、『真誠presents タイムマシーン3号のそろそろ売れてもいいんじゃない?』(CBCラジオ)ほか。