スマホひとつで稼げるライブ配信者、通称ライバーというお仕事。「1億円稼いだ」ことが話題となったのが福岡みなみだ。デビューは2019年。うまくいかなかった、と本人が語るタレント活動を経て、新たな展開を見せる福岡さんが呼んだTHE CHANGEとはーー。【第1回/全4回】

福岡みなみ 撮影/冨田望

 実際に会うと、向こう側まで見えそうなほどの透明感だった。

ーーお肌が本当に美しいですね。

「数日前、グルタチオンを8本入れてきたんです」

ーーグルタチオン?

「美容点滴です。通称『白玉点滴』という肌が白くなる点滴ですね。それ以上入れると人体的にダメっていうギリギリが8本なので、そこまで入れました。妥協したくなくて。美容が本当に大好きなんです。いままで美容に5000万円くらい使いましたし」

 見惚れるほど美しい色白美肌の持ち主は、タレントの福岡みなみさん。2022年4月に『ライブ配信で1億円稼いだ話』を上梓。いわゆる“ライバー”として、驚くべき快挙を打ち立てたが、2019年に芸能事務所に所属した当時は「お仕事がまったくうまくいかなかった」と話す。

 福岡みなみ(以下、福岡)「当時のマネージャーさんはがんばってくれましたが、事務所に頼っていても進まないというか。自分の仕事には自分で責任を持つしかない、と思うようになったんです」

 生き馬の目を抜くような芸能界。結局は自分の力でのし上がるしかないことを実感した福岡さんは、各SNSを運用しながら、2020年3月からライブ配信アプリ『Pococha』でのライブ配信を開始。3か月後には、ユーザーがライバーに贈る『応援ポイント』ーーつまり投げ銭で、同アプリ史上最高記録となる7700万ポイントを獲得し、界隈でその新星ぶりが話題となった。