水上恒司が目標にしている役者
デビュー以降、日本を代表する多くの役者と数多く共演をしてきた水上さん。目標にしている役者はいるのだろうか。
水上「アンソニー・ホプキンスさんですかね。2020年に公開された映画『ファーザー』を観てから、『羊たちの沈黙』や『エレファント・マン』などを観て、滑舌や間の取り方といった技術的なこと以上に、“人格者であること”が役者には求められるんじゃないかなって思いました。もちろん、テクニカルな部分は必要ですけど、それを超えるのが人間性だなって、そう思わされましたね」
かねてより「人間性を高めていきたい」と語ってきた通り、人格者であることを追い求めている点に、彼の初志貫徹ぶりを感じた。
■水上恒司 みずかみ・こうし
1999年5月12日、福岡県福岡市生まれ。2018年に『中学聖日記』(TBS系)でデビュー。『週刊ザテレビジョン』主催の「第99回ドラマアカデミー賞助演男優賞」を受賞した。その後、NHK大河ドラマ『青天を衝け』をはじめ、数多くのドラマや映画に出演。2022年には、「水上恒司」に改名。現在放送中の趣里主演のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で、ヒロインの最愛の人・村山愛助役を演じる。