ピアノの伴奏はプレッシャーもあった

――森永さんの伴奏にミスがあると、撮影も止まってしまいますよね。

「そうなんです。僕だけが止まるならいいんですけど、僕の伴奏に合わせてラインダンスをされているので。僕が間違えると、劇団の皆様も全員、もう一回踊らなきゃいけないということになると、“僕一人だけでそんなミスはできない”というプレッシャーもありました。皆さん優しいので、“ぜんぜん大丈夫”って言ってくださるんですけど、体力の心配もあるので」

森永悠希 撮影/三浦龍司

 撮影での苦労を振り返りながらも、笑顔をにじませる森永さん。ピアノだけでなく、ドラムも演奏できるという森永さんが、楽器を始めたきっかけは何だったのだろうか。

「ピアノは母親がピアノ講師だったので、昔からそれなりに触れていました。でも他の生徒さんとは全然違って、弾きたい曲をそのときに楽譜を持っていって教えてもらうみたいな感じだったので、基礎の“き”の字もないような感じだったんですけど……。ドラムは、映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』がきっかけですね」