森永さんが影響を受けたミュージカル作品

――これまでたくさんの作品に出演されてきましたが、視聴者として、一番影響を受けた好きな作品はありますか?

「映画の『レ・ミゼラブル』ですかね。エポニーヌがすごく好きです。報われない感じというか。ミュージカルは元々見るのが好きだったんですけど、『レ・ミゼラブル』はセリフがほとんどなくて、ぜんぶ歌で繋がっていくっていう部分も“これがミュージカルなんだ!”って」

 2012年に公開されたミュージカル映画『レ・ミゼラブル』は、19世紀のパリが舞台。パンを盗んだ罪で19年服役したジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)を中心に、市井の人々の生きる苦しみや希望を忘れない姿が描かれている。サマンサ・バークスが演じたエポニーヌは、報われぬ恋をしながらも自身の愛を貫いたキャラクターで、ファンも多い。

「今回の音楽劇にも繋がったので、実際に出演してみてやっぱり自分はミュージカルが好きなんだ、と再確認しました」

森永悠希 撮影/三浦龍司