2023年下半期、連続テレビ小説ブギウギ』に、ピアニスト・股野義夫として出演し、お茶の間に感動を届けた俳優・森永悠希。96年に生まれた彼のキャリアはかなり長く、子役時代を含めて20年以上演技の世界で活躍している。まだまだ今後が期待される森永悠希の「THE CHANGE」とは――。

森永悠希 撮影/三浦龍司

 俳優・森永悠希(27)は、2001年ごろから子役として活躍。07年の映画『しゃべれども しゃべれども』や、06年後期のNHKの朝の連続テレビ小説『芋たこなんきん』、09年『ウェルかめ』など、出演作は多岐にわたる。

 そんな森永さんに、俳優業を始めた当初からの変化はなんだったのかたずねた。

「コミュニケーションを自分から取ろう、と思ったところが変わったところですね。役者の仕事をする前は話せなかった、というよりも役者をするようになってからも、どちらかというとぜんぜん話せなかったんです。
人から話しかけられない限りは絶対自分から話しかけにいかないようなタイプだったので、それがだんだんなくなってきたのかな、と思います。」

――たとえば、何歳のころから撮影現場で積極的にお話するようになったのでしょうか。

「20代なかばでしょうか。もう3年ぐらい前なんですけど……だんだん現場に自分よりも年下の方たちが増えてきて、今までは自分が一番年下ということが多かったんです。