主役から脇役、サラリーマンから戦国武将まで、その幅広い演技で近年の映画・ドラマに欠かせない俳優である眞島秀和。切れ目なく作品に出演し続け、数々の撮影現場を経験してきた名バイプレイヤーは、47歳の今、どんな「CHANGE」を迎えているのか?【第3回/全4回】

眞島秀和 撮影/三浦龍司

主役と脇役での違い

 映画・ドラマの名バイプレイヤーとして、数多くの撮影現場を経験してきた眞島秀和さん。一方で2007年NHKのドラマ『海峡』や、『サウナーマン~汗か涙かわからない~』(ABCテレビ/テレビ朝日系)などでは主演も務めている。主役と脇役、演じる上で、変えていることはあるのだろうか?

眞島「大きくは変わりませんが、主役ではひとつの座組のメインでやらせていただくので、スタッフ全体、チームの雰囲気のところまで気配りしたいな、という気持ちはあります。みんなが楽しく現場に臨めればいいな、という。

 そこが基本になっているので、脇を固めるポジションで入ったときもそういう気持ちはあります。その場合は、なるべくメインでやっている方のサポートをできる範囲でやりたいと思いますね」

 物静かなイメージのある眞島さんだが、率先して現場を盛り上げることもあるという。

眞島「人と人がやる仕事ですから、疲れが溜まってきたり雰囲気が停滞してきたり。若いスタッフが苦労しているとか、上の人から厳しい言葉を言われたりとか、そういうところをフォローしてあげたいなと思いますね。笑いに変えてあげたりとか」