あらたに生まれた「くるっくー」がXのトレンド2位に
さらに、あらたに布施明さんの『君は薔薇よりも美しい』を歌う際に「変わったー」を「くるっくー」と発声し、またしても日本中の爆笑をかっさうこととなったのだ。
「この曲は本当に難しくて、昔からキーを下げてモノマネしていました。でもこのときはスタッフが”原曲キーで、裏声で歌ってください”って」
ーー求められたんですね。
「これまでの理論でやると“くるっくー”になっちゃって。そしたらその日のうちに、Xの日本のトレンドで“くるっくー”が2位まで上がっちゃったんです」
声がかすれて、裏声がスムーズに出ないーー。やむをえない理由で歌ったフレーズは、Tシャツになるほどのバズりかたとなった。意図せず大ブレイクを果たしたほいさんは、自身の名前が銘打たれた10月15日放送回『秋のほいけんた3時間SP』に出演。番組に欠かせない存在だ、という貫禄を見せつけた。
「テレ東に出ておけばよかったかなあ、という思いもあったんです。最初は一瞬悩んだんですよ。"アレ? ちょっと路線がちがうかもしれないな”と」
ーー堺正章さんが司会の『THEカラオケ★バトル』(テレビ東京系)ですか。
「そう。そっちだったら、たぶんまじめな路線にいっていたでしょうね。『鬼レンチャン』にいったから、完全にバラエティになっちゃった」
意外な本音を漏らしたほいさん。だが最後に、実感を込めてこう言った。
「でも、いまとなっては、こっちでよかったなと思います」
ほいけんた
1965年7月7日生まれ、東京都出身。高校2年生の頃にアクションチーム入りし、1983年に俳優デビュー。以降、お笑い芸人としてストリップ劇場やショーパブで修行、プリンセス・テンコーのアシスタントを経てマジシャンや大道芸人としても幅広く活動し芸を磨く。明石家さんまのモノマネで注目を浴び、本人役で再現ドラマに多数出演するようになる。2020年に歌うま芸人として認知を高め、2022年9月に出演した『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)をキッカケに大ブレイク。「カラダぐぅ」「くるっくー」などのフレーズは大バズリしている。