２０２３年に『千鳥の鬼レンチャン』（フジテレビ系）で大ブレイクした芸歴４０年を超えるピン芸人・ほいけんた。５８歳にして国民的な存在となり、全世代を沸かせている。明石家さんまモノマネの第一人者としても知られるほいさんの「ＴＨＥ ＣＨＡＮＧＥ」とはーー。【第５回／全５回】
『千鳥の鬼レンチャン』での大ブレイクで、多忙を極めるほいけんたさん。取材の日も「このあと３時半から打ち合わせが入っているんです」と語る。マネージャーはおらず、スケジュール管理もすべてひとりでこなしているのだ。
「売れない時代が長かったもんですから、ずっと自分でやってます。事務所にも何度か入ったことがあるけど、“もっとこうすればいいのに”とか、いつも思ってしまって。最後の事務所を辞めたとき、いままでノートに書き留めたことを実践してやろうと思って。それをやったら、そこから仕事に繋がり始めたんです」
今回の「ＴＨＥＣＨＡＮＧＥ」からの取材依頼メールの返信も、本人からだった。
ーーほいさんからすごい時間にお返事があったのでびっくりしました。深夜３時でしたから。
「２０２３年の『ＦＮＳ２７時間テレビ 鬼笑い祭』（フジテレビ系・７月２３日放送）に出てから、仕事がすごく増えたんです。仮押さえだった仕事が全部本決まりになり、新規の問い合わせも増えて。１日に何十件もメールをいただきます。平日は仕事をして、平日の夜や、イベント会社がお休みになる土日の夜中にメール返信しています」
ーー睡眠時間も少ないんじゃないでしょうか。
「座って、パソコンの前で寝ちゃう事が多いんですよ。６時に寝て、８時，９時に起きる、みたいな。もう４、５年前からこういう生活なんです。眠くなるまで寝られないんですよ。決まった時間に寝ることはないです。だからギリギリまでテレビや動画を観ちゃうし、眠くなって限界になって初めて寝ます。だからもう何年も夢を見ていないです」
