“あれ、僕なんですよ”と言ったら、YOUさんも“え!?やだー!”って

――わあ、YOUさん、ご本人にすすめてくれたんですね!

「そうなんですよ。ビックリですよね。“見たことある?”って聞かれたので、“あれ、僕なんですよ”と言ったら、YOUさんも“え!?やだー!”って(笑)」

戸塚純貴 撮影/冨田望

――冗談のような話ですが、俳優としては嬉しいことなのでは?

「嬉しいですけどね。でも今みたいな話が結構あるんですよ、僕。ちょっと真面目な役をやると、普段の僕のイメージから外れるみたいで」

――そうなんですね。ご本人として反響をどう受け止めているのか聞いてみたかったのですが。

「みんな見てくれていたのに、“戸塚だとは知られていなかったという反響があった”ことを知った感じです(笑)」

――『痛快TV スカッとジャパン』のような役のほうが、「戸塚さんが出てる!」と分かりやすいのかもしれません。

「そうですね。それもそれで嬉しいですし。Amazonプライムのように、役として見てもらえているというのも嬉しいです」

――最近では、ドラマ『かりあげクン』の主演もありました。こちらは誰もが知っているキャラクターを演じたわけですが、戸塚さんが演じることに好意的な意見がほとんどでした。

「ありがたいです。国民的な漫画なので、演じる僕のことを“誰だ!?”と思った方も多かったと思うんです。でも確かに温かい反応がほとんどだったので、本当にありがたいと思いました」

 昨年は『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』で野球部ピッチャー役でも短い出演シーンながらインパクトを残していた戸塚さん。取材時の素顔は、とても爽やかな好青年だった。

【プロフィール】
とづかじゅんき
1992年、7月22日生まれ。岩手県出身。2010年開催の第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストをきっかけに芸能界入り。翌年、テレビドラマ『花ざかりの君たちへ 〜イケメン☆パラダイス〜2011』で俳優デビューを果たした。映画『風切羽〜かざきりば〜』で映画初主演。主な出演作に映画『ライチ☆光クラブ』『銀魂2 掟は破るためにこそある』『水は海に向かって流れる』、ドラマ『教場II』、『親バカ青春白書』、『だが、情熱はある』『かりあげクン』など。公開中の映画『ある閉ざされた雪の山荘で』では、劇団のリーダーを演じている。待機作にNHKの2024年度前期連続テレビ小説『虎に翼』。

●作品情報
映画『ある閉ざされた雪の山荘で』
原作:東野圭吾
監督・脚本:飯塚健
脚本:加藤良太
音楽:海田庄吾
主題歌:「FICTION」WEST.
出演:重岡大毅、間宮祥太朗中条あやみ岡山天音西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵
(C) 2024映画『ある閉ざされた雪の山荘で』製作委員会 (C) 東野圭吾/講談社
配給:ハピネットファントム・スタジオ 
公開:1月12日(金)
ヘアメイク :中島康平 ◆スタイリスト:森大海