ステップアップしていく中で、改めて共演できたというのは単純に嬉しかった
――今作では役者同士ゆえのライバル心なども登場しています。同世代の方々との共演に、改めて意識することはありますか?
「特に意識はないです。でも今回再共演しているみんなに関しては、それこそ10年くらい前からオーディションで会ったり、別の映画でも一緒だったりということを重ねてきています。そういう意味では、当時より自分のポジションが変わっていたり、年齢も重ねていますし、当然変化はあります。
それぞれがステップアップしていく中で、改めてこうして作品で共演できたというのは、単純に嬉しかったです」
――4人も集まると懐かしさもあるものでしょうか。
「それよりも、苦虫をかじりながらやっていた当時を知るやつらと、改めてお芝居を一緒にできることが純粋に嬉しいですし、新鮮な気持ちの方が強かったと思います。ただ天音の場合は、プライベートでもしょっちゅう会ってるんです。だからこうして仕事で会うと、逆にちょっとこっぱずかしさがあったかなと思います」
――ほかに役者仲間でそうした仲のいい方はいるのでしょうか。
「普段プライベートでも会うのは天音ぐらいです。あんまり役者さんとプライベートで会う機会って僕はそんなに多くないんですけど、天音とは初期から一緒になったりして。なにが合ったんだろう。単純に居心地の良さですかね。考え方もそうですし、天音という役者としてとても面白い人だし、これからも見ていきたい。天音の作品を観て刺激ももらうし、いい関係性なのかなと思います」
作品のメインキャストで再共演というのは、お互いに活躍していなければ叶わないこと。切磋琢磨していける仲間がいるのは、大きな力になっているに違いない。
【プロフィール】
とづかじゅんき
1992年、7月22日生まれ。岩手県出身。2010年開催の第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストをきっかけに芸能界入り。翌年、テレビドラマ『花ざかりの君たちへ 〜イケメン☆パラダイス〜2011』で俳優デビューを果たした。映画『風切羽〜かざきりば〜』で映画初主演。主な出演作に映画『ライチ☆光クラブ』『銀魂2 掟は破るためにこそある』『水は海に向かって流れる』、ドラマ『教場II』、『親バカ青春白書』、『だが、情熱はある』『かりあげクン』など。公開中の映画『ある閉ざされた雪の山荘で』では、劇団のリーダーを演じている。待機作にNHKの2024年度前期連続テレビ小説『虎に翼』。
●作品情報
映画『ある閉ざされた雪の山荘で』
原作:東野圭吾
監督・脚本:飯塚健
脚本:加藤良太
音楽:海田庄吾
主題歌:「FICTION」WEST.
出演:重岡大毅、間宮祥太朗、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵
(C) 2024映画『ある閉ざされた雪の山荘で』製作委員会 (C) 東野圭吾/講談社
配給:ハピネットファントム・スタジオ
公開:1月12日(金)
◆ヘアメイク :中島康平 ◆スタイリスト:森大海