90年代には苦悩する若者を演じ国民的人気を博し、同時に深夜のフジテレビで麻雀を打つ姿を見せるようになると、現在まで俳優とプロ雀士という二足のわらじで活躍する萩原聖人。演技も対局中でも、あふれる人間味が魅力の萩原にとってのTHE CHANGEとは。【第3回/全5回】

萩原聖人 撮影/冨田望

 2018年7月より日本プロ麻雀連盟に入会してプロ雀士となり、電通がオーナー企業となるチーム「TEAM RAIDEN/雷電」のメンバーとしてMリーグを盛り上げる俳優の萩原聖人さん。勝敗について、「悪い結果がでたときは、自分の選択ミスで実力不足。いい結果が出たときは、“ついてたな”と思うようにしている」と話す。

ーー運、なんですね。

 「これは麻雀だけじゃないです。すべて運のおかげです」

ーー"自分の実力で上手くいった”と思うのはおこがましい、ということですか。

 「おこがましいというか、人がいい方向にCHANGEするきっかけのほとんどは出会いだと思うんです。そういう出会いがあったとしたら、それは出会えた運があった、と。人間、社会で生き残るためには、誰と出会うか、そしてその人にまた会いたいと思うか・思ってもらえるか……それにかかっていると思います。ほんとうにそれだけだと思います」