国民的アイドルグループ「乃木坂４６」を牽引してきた松村沙友理。グループ在籍中にはユニット「さゆりんご軍団」を立ち上げ、新たに発信を行ってきた。「乃木坂４６」に加入後、ちょうど１０年目となった節目にグループを卒業した松村さんにとってのＴＨＥ ＣＨＡＮＧＥとは──。
デビュー後、白石麻衣さん、橋本奈々未さんらと「御三家」と呼ばれ、「坂道」グループの礎を築き上げた松村さん。在籍中は『乃木坂って、どこ？』（テレビ東京系）などの冠番組で関西弁でのキャッチャーなワードセンスで番組を盛り上げた立役者だったが、そんな彼女も元々アイドルになりたいという夢があったわけではなかった。
高校卒業後、看護師になりたくて大学を目指し、浪人中に「乃木坂４６」の第一期生オーディションの告知を目にした時から、彼女の人生は大きく変わり出した。
「私、大阪が好きなので一生大阪で生きていく人間だと思っていたんです。だから、オーディションに合格して上京した……ということが、プライベートでの一番の大きな変化だったと思いますね」。
なぜオーディションに応募したのか──その理由を尋ねると、う～ん、としばらく考えた末に明るく「気の迷い」と笑いながら、松村さんらしいシンプルでキャッチーな答えをくれた。
「でも、入った当初は、正直、後悔の気持ちしかなかったです。デビューしたものの不安しかなかったんですけど、応援して下さるファンの存在はすごく大きかったですね。あの当時はどの場面を思い出しても、やっぱり応援して下さる方の言葉は自分の中でずっと支えになっていました」
