「椅子に座らずに、僕の膝の上に乗ってきたり」

ーー野村さんのかわいい部分はどこですか?

金子「たとえば、撮影中、椅子をふたつ用意していただいていたんですけど、椅子に座らずに、僕の膝の上に乗ってきたり。そういうとことがかわいいなと思っていました」

野村「僕は隼也くんが見せる無邪気な笑顔がすごく好き。休憩中とかに、ニコってしてくれる笑顔がすごくかわいいんです」

金子「第2話で、浩国が甲斐とお祭りに行く約束をしたけど、仕事で間に合わず、遅れて行くと屋台が閉まっていた――というシーンがあるんですけど、野村くんは撮影の合間にチョコバナナとりんご飴とかき氷を食べてて。その日は野村くんが先に撮影が終わって帰ったのですが、あとでスタッフさんから“野村くん、焼きそば持って帰ってたよ”って聞いて。メッチャ食うやん! いっぱい食べてかわいい! って思いました。

 僕は、初めて食べたりんご飴でおなかいっぱいになって、かき氷もちょっと食べて、もう食べられないってなっていたのに、焼きそばまで持って帰ったの? みたいな(笑)」

野村「洗面所で甲斐が着替えていて、そこに浩国が入ってきて、ちょっと慌てちゃうシーンがあったんですけど、カメラが止まっているときに、ずっと“筋肉がすごい”と言って胸筋をちょんちょんしてきたりとか、ボクは、そういうところもすごくかわいいなと思いましたね」

金子隼也 撮影/冨田望

――かわいいが尽きないですね。では逆に、にくたらしい部分はいかがでしょう。

金子「にくたらしい!?……って、ちょっと語弊があるかもしれないですけど、身長もあって、顔も小さく、かっこいいうえにちゃんと筋肉がついているって、なんか、ちょっと完璧すぎるなっていう(笑)。にくたらしいというか、うらやましいです。にくたらしい、難しいですね…。急に“こういうところがすごくにくたらしい”って言われたら、このあとバチバチになっちゃうかもしれません(笑)」

野村「にくたらしいところはなんだろう……うらやましい部分は、隼也くんは家事能力が抜群なんですよ。料理もできて掃除も好きで。僕はどちらかというとあまり得意ではないので、そういうところがうらやましい」

――完璧な家事をこなす役柄ですが、私生活では真逆なんですね。

野村「確かに、役では“家事万能”といわれているんですけど、料理をするのも、ほぼ初めてみたいな感じで。現場では、“どうやったら上手に料理を作っているように見えるかな”というのを相談しながら、撮り直ししながらやっていました」