現在FODにて配信中のドラマ「パーフェクトプロポーズ」に出演中の金子隼也さんと野村康太さん。それぞれ、“元『天才てれびくん』てれび戦士”そして“バスケットボールで全国レベルの実力だった” という際立ったバックボーンを持つふたりの、THE CHANGEとは。【第4回/全5回】

金子隼也 撮影/冨田望

 子役として『大!天才てれびくん』(NHK Eテレ)で2012年度から2014年度まで出演していた金子隼也さん。中学1年生から2年生にかけて、てれび戦士としてさまざまな企画に挑戦していたという。

金子隼也さん(以下、金子)「ものすごくいろんな経験をさせていただいて。当時はそこまで深く考えずにやっていましたが、いまとなっては“あのときのおかげで助かった”という部分がたくさんあります。転機だったと思います」

ーーどんな経験をしたんですか?

金子「当時の僕はすごくシャイで人見知りで、そのキャラクターを活かしていただいて、中学2年生のとき、旅番組みたいな企画をやっていたんです。いろんな町に行ってお題を引くんですけど。たとえば大阪なら、“ヒョウ柄の服を着た人とたこ焼きパーティーをして友達になる”とか。山梨に行ったときは“女子大生とバームクーヘンを作って友達になる”とか」

ーーええ! 過酷ですね。

金子「そうなんです、今考えると過酷だったと思うんですけど、それがあったからこそ、物怖じしなくなったり、緊張しなくなりました」

ーーバームクーヘン、アポなしで作ったんですか?

金子「そうです。ほんとうに自分で一緒に作ってくれる人を探すところから始めて。声をかけて企画説明をして、OKをいただいたら一緒に作る、みたいな」