愛くるしい笑顔で観るものをときめかせる子役・池村碧彩さん。2021年に『シナぷしゅ』のオープニング&エンディングに登場すると、一生懸命なダンスに子育て世代がノックアウトされ、同年放送のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』、そして2023年には『どうする家康』に出演するなど、いまもっとも躍進する子役のひとりといえる。そんな池村さんのTHE CHANGEとは。【第1回/全3回】
池村碧彩さんは7歳にしてすでに芸歴5年目だ。多くのCMに出演し、2021年にはNHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』で、清原果耶さん演じるヒロイン永浦百音の幼少期を演じた。
さらに2023年放送NHK大河ドラマ『どうする家康』では徳川家康の長女・亀姫を演じ、その存在はいまや全国区となっている。そんな池村さんに、転機となった瞬間――「THE CHANGEは?」と問うと、「ミュージカルです」という答えが返ってきた。
池村さんは昨年3月、帝国劇場で上演されたミュージカル『SPY×FAMILY』のアーニャ・フォージャー役に抜擢されたのだ。
「ドラマのときは“次はこうしなくちゃ”と思ってやっているけど、ミュージカルは“カット”とかがないので、“こうしなくちゃ、じゃなくて、なりきるものなんだ”って思って。その瞬間、少し成長したのかなって思いました」