銀行の専門用語のセリフに苦戦!

 本作は、東京第一銀行羽田支店の窓口係から本部統括部臨店班に異動となった花咲舞が、出世を諦めた元融資マンの相馬健(山本耕史)とともに訪問先の支店で起こる事件や不祥事を解決していくエンターテインメント作品。第一話を拝見した限りではセリフ量が多かったように感じられたが……と尋ねると、「はい、多いです、とても」と笑いながら答えてくれた。

「普段聞きなれない銀行の専門用語が多いですし、『この企業の○○が××で、企業の△△が□□で』というような説明ゼリフも多いんです。頭の中で組み立てながら言っているんですけど、シーン的にも割と大事なところで出てくるので、苦戦する時もあります(笑)」

 実際、演じるに当たって「バディである相馬さんとのテンポ感だったりとか、舞と相馬の直属の上司で支店統括部次長の芝崎(飯尾和樹)が絡んでくる臨店班内での楽しいところはちょっとコメディの部分もあったりするので、そこはポップで楽しい感じで演じるようにしています」と語る今田さんだが、この作品の代名詞でもあるあのセリフについて。

「最後に敵対する人に向かって決めゼリフ『お言葉を返すようですが』と物申すところはバシッと緊張感が出るように心掛けていますね。現場で迷うことがあっても、皆さんにアドバイスをいただきながら楽しく演じさせてもらっています。素敵な舞をみんなで作っている感じがしますね」

 キャラ的にも常に覇気があるという感じで、すべてのセリフにもそれが感じられる。

「喉が枯れるということはありませんが、『お言葉を~』のくだりを最初に撮影した時は声をバーンって張ったので、“これがこれから毎話続いていくんだ”と思って、その覚悟を決めました(笑)」。