いま勢いのある若手俳優を代表する一人、今田美桜。その活躍の場はドラマ、映画などでの演技に留まらず、多くのCMにも出演中で、もはやその存在感は国民的といってもいいだろう。来年度前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』のヒロイン・朝田のぶ役も決まった。現在放映中のドラマ『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)でも主人公・花咲舞を好演。そんな今田美桜にとっての「THE CHANGE」を聞いてみた。

今田美桜 撮影/冨田望

 今田美桜が主演を務めるドラマ『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)は、『半沢直樹シリーズ』や『空飛ぶタイヤ』などの企業小説で人気の池井戸潤氏の小説が原作。2014年と15年には主演でドラマ化され大ヒットとなった。今回は今田をはじめとする新キャストでのドラマ化ということで話題を呼んだ。

「10年前に杏さんが主演されていた『花咲舞が黙ってない』は大好きで観ていました。当時、このドラマを観て“また明日から頑張ろう”って勇気をもらったんです。今回の出演が決まり、改めて観返してみても、また勇気をもらえて。そんな作品だから、正直プレッシャーが無かったかというと……、あります(笑)。でも、それだけ大好きな作品なのでリスペクトを込めながら新しい花咲舞を作っていけたらな、と思っています」

 今回の主演が決まり素直に喜んだ今田さんだが、演じる花咲舞については「古い体質が残る銀行を舞台に、忖度や権力など関係なく立ち上がって、ズバッと物申していく銀行員。曲がったことが許せない姿勢に私も共感できます」と、番組公式ホームページにコメントを寄せている。