盟友とのご自愛時間が心の栄養に

「ILLITの話なら、何時間でもできますよ!」と、満面の笑みを浮かべる森口さん。おひとり様時間を満喫しつつ、気の置けない友達と過ごす時間も大切にしている。バラドルとしてともに同時代を駆け抜けてきた盟友との時間は、特に心励まされるという。

「今さら恥ずかしいのですが、おいしいものをじっくりと味わう喜びだったり、気の置けない友達と語り合える時間のありがたみを痛感しています。これまでも、いろいろな美味しいものをいただいてきたはずですが、それとは違った、心身に染みるおいしさ……というか。
 デビューからおかげさまで、来年は40周年。心身が揺らぐお年頃に差し掛かり、気合いを入れても身体がしんどいときもあります。朝、目覚めた瞬間から“今日はもう無理~!”みたいに思うときだってあるんですよ、ほんと。そんな揺れる気持ちを分かち合える友達の存在も、心の支えになっていますね」

森口博子 撮影/有坂政晴