浜中さん流の苦境を乗り切る秘訣は「気合」
ウソがバレないように……というどうしようもない動機ではあるものの、主人公・ブリンズリーがあらゆる苦難に果敢に立ち向かい、ピンチを切り抜ける姿が見どころのひとつ。ブリンズリーはバレたくない一心で苦難を乗り越えようとする一方、浜中さん自身が苦境に立たされたときには「気合で乗りきっている」という。
「悪い流れになる雰囲気や空気感ってあるじゃないですか。僕は“そっちの流れに持っていかせないぞ!”と気合でなんとかやっています」
ーーたとえば、どんなときに気合を入れましたか?
「舞台の稽古中に新型コロナウイルス感染症の陽性になり、療養しなければならないことがありました。それは初めてのことで、いままで仕事に穴を空けたことがなかったんです。体調を崩しても仕事はしていましたしね。でも、コロナは一週間休まなきゃいけなくて。ようやく外出できるようになったのは、稽古の最終日だったんです」