『HEY!HEY!HEY!』や『CDTV』、『Mステ』に出演するように
「よく“怖そうですね”って言われるんですよ」とにこやかに話すm.c.A・T。デビュー当初のクールな印象のせいか、とっつきにくいように言われるそうだ。
「最初のPVは戦略的に顔を映さないようにしたんです。今は仮面を着けて外見を見せない歌い手もいるじゃないですか。本当はそうしたかったんですけれど、周りから“誰が歌っているかわからないからやめろ”って言われた(笑)。
じつはサービス精神があるほうなので、なるべく人が寄ってこないほうが楽だなって考えたのもありましたね。これまでの自分と、m.c.A・Tとして出ている自分を切り離したくてしようがなかった。でも、m.c.A・Tになりきっているときは、それを楽しんでいました」
これまでにない斬新な歌詞と、キャッチ―なリズム。m.c.A・Tの登場は音楽シーンを驚かせた。デビュー当初は、テレビを始めとするメディア露出も多かった。
「『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)で、ダウンタウンの浜田さんにツッコまれた時は、面倒くさいなって思いましたよ(笑)。でも浜田さんは楽屋にもちゃんとあいさつに来てくれて優しかったです。『COUNT DOWN TV』(TBS系)や、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系列)は、何度も出演しましたね。
『ミュージックステーション』は、テロップで歌詞が表示されるんですよ。生放送で歌っていると、自分で書いた歌詞なのに一度もテロップ通りに歌えたことがなかった(笑)。上手く歌えたなって思ったら、てにをはを間違えていたり。でもよく考えてみたら、俺が作っているから歌詞は自由でいいんじゃないかな」