2000年代前半、透き通るような声でストリートライブを行って「路上の天使」と呼ばれ、恋愛バラエティー番組『あいのり』(フジテレビ系)の主題歌「明日への扉」などで話題を博してきた川嶋あいさん。幼少期から数々の「THE CHANGE」を経験してきた彼女に、これまでの人生やこの先の未来について語ってもらった。
【第3回/全5回】

川嶋あい 撮影/桜井恒二

 音楽活動のみならず、チャリティー活動にも注力する川嶋あいさん。2020年は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、予定していたツアーの中止を余儀なくされた。現在は規制が緩和され、ミュージシャンのライブ活動が再開している。コロナ禍を経た今、川嶋さんが思うライブの力とは?

「ライブは生き物で、唯一無二です。 その日その時間にしか味わえない思いをそこに来てくださったみなさんと共有できることが最大の魅力です。

 そこで自分自身が受け取るエネルギーもそうなんですけど、出会った方々の表情とか、言葉とか、そこでしか感じられない思いがあります。その思いをつないでいくことができるのがライブです」