タカラジェンヌといえば、男役はきらびやかな青年、女役はお姫様のようなヒロインを演じているというイメージを持っている方も多いだろう。だが、天真みちるは、宝塚歌劇団でおじさん役を極め「宝塚の佐藤二朗」と呼ばれることもある異色の存在だ。そんな天真さんは退団後に会社員になり、その後、フリーランスとして独立。あまりに多様な「THE CHANGE」を経験してきた。変化を恐れず、常にチャレンジを続ける天真さんの秘密とはーー。【第4回/全5回】

天真みちる 撮影/川しまゆうこ

 天真みちるさんは、エンターテイナー・脚本家のほかに「余興芸人」という顔を持っている。宝塚歌劇団在団中の2014年1月に出演した『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)でも披露したタンバリン芸をはじめとする、余興の腕を磨いた理由とは?

「私の在団中は公演中に必ず一度は宴会があって。そこで皆さんと仲良くなったり、人となりをより深く知るための機会をいただけていたんです」と話す天真さん。宝塚歌劇団は、花、月、雪、星、宙(そら)の五組があり、それぞれの組は約80名が所属する大所帯だ。

 天真さんはタンバリン芸などの余興で宴席を積極的に盛り上げてきたが、「当初はどうしても宴会の前日は気が重くて仕方なくて……」という意外な言葉が返ってきた。いったいどういうことなのか。