2018年までは地元の鉄工所にて働きながら休日に芸能活動していたという“ガテン系”グラビアアイドル、ちとせよしの。佐賀県神埼市出身の彼女、今年6月には自身3冊目となる写真集を発売したのだが、その撮影場所はなんと、「実家にめっちゃ近いところ」なんだとか。撮影秘話のほか、デビューから今に至るまでの軌跡も深掘り。キュートな彼女の素顔に迫る。【第1回/全2回】

ちとせよしの 撮影/小島愛子

 3冊目の写真集『ただいま』(双葉社)は、地元の佐賀県で撮影したと聞いています。

「はい! 実家にめっちゃ近いところで撮影してきましたよ。自分の通っていた学校の通学路とか、祖父母の家とか、ほんと、のどかな田舎町ですけどね」

 オジサン世代にすれば、郷愁を誘われるような雰囲気の写真も多かったです。

「昭和レトロなワンピースを着て、田んぼの前で撮影している写真もあるので、きっと懐かしい気持ちになってもらえると思います」

 古く趣きがある立派なおうちは、おじいさんたちの家だったんですね。

「そうなんです。というか、実家ですね。撮影した部屋で、私は赤ちゃんの頃〝沐浴〟をしていたそうです(笑)」

 すごい! かつてここで産湯につかっていた赤ちゃんが大人になって、写真集を撮るなんて、ドラマ性がありますね。

「私も子供の頃に戻れました。家の庭で、魔女みたいにホウキに跨がっている写真があるんですけど、今回の写真集でも同じポーズで撮りました。お気に入りの一枚です。
本当にホウキで飛んでいるみたいでしたね。ジャンプした瞬間をパシャッと撮ってもらったんです。このときの自分の笑顔がすごく自然で。この表情は実家だからこそ、できたような気がします」