『虎に翼』の出演者が『新宿野戦病院』も登場するのが多いのはなぜ？
自身の代表作だと言う『鎌倉殿の１３人』からつながったのが、ＮＨＫ連続テレビ小説『虎に翼』の家事審判所の所長役。
「プロデューサーが同じ方で、呼んでいただきました。出演期間はそれほど長くなかったのですが、ヒロインの伊藤沙莉ちゃんとは、現場でけっこう話をしました」
──それは、俳優の先輩後輩として？
「そんなんじゃないです。沙莉ちゃんからは“かわいい〜〜”とよく言われました（笑）。どこの現場でもそんな感じで、ゆるキャラ扱い（笑）。くまのプーさんみたいなもんですよ。嬉しいんですけどね」
──そして、『虎に翼』が『新宿野戦病院』（フジテレビ系）につながったのでしょうか？
「いやいや、そうじゃないと思いますよ（笑）。 いまだに“どうして『虎に翼』から『新宿野戦病院』に行く俳優さんがあんなに多かったんですか？”と聞かれることがあるんですが、どうしてなのかぼくが知りたいですよ（笑）。『新宿野戦病院』は第７話だけの出演で、塚地（武雅）さんが演じた、しのぶという看護師の父親役。現場に行ったら、しのぶと似た感じのカツラが用意してあってね、楽しい収録でした」
野添義弘（のぞえ・よしひろ）
１９５８年７月３日生まれ、大阪府出身。１９８２年に劇団スーパー・エキセントリック・シアターに入団。以来、劇団の本公演に出演するとともに、アクション、殺陣の振付も担当。主な出演作は、劇団本公演のほか、映画『真田十勇士』（’１６年）、ドラマ『ワカコ酒』（ＢＳテレ東）、『アンナチュラル』（ＴＢＳ）、『コドモ警察』（フジテレビ）、ＮＨＫ大河ドラマ『鎌倉殿の１３人』、連続テレビ小説『虎に翼』、『新宿野戦病院』（フジテレビ系）、舞台『志村魂』（’０８～’１９年）『魔界転生』（’２１年）など。
◆作品情報
劇団スーパー・エキセントリック・シアター
創立４５周年 第６２回本公演
『ニッポン狂騒時代 令和ＪＡＰＡＮはビックリギョーテン有頂天』
２０２４年１０月１７日（木）〜１０月２７日（日）
サンシャイン劇場
脚本：吉井美奈子 演出・三宅裕司
出演：三宅裕司 小倉久寛 劇団スーパー・エキセントリック・シアター
https://www.set1979.com/stage/2024/
第３５回下北沢演劇祭参加作品
タカハ劇団 第２０回公演『他者の国』
２０２５年２月２０日（木）～２月２３日（日）
本多劇場
脚本・演出：高羽彩
出演：平埜生成 小西成弥 野添義弘 土屋佑壱 西尾友樹 本折最強さとし近藤強 田中真弓 柿丸美智恵 平井珠生 丸山港都 高羽彩
https://takaha-gekidan.net/
