国崎「そのままでいったほうがいいよ。みんなそう言ってくれてました」
ーーウケてない期間がかなり長かったとのことでしたが、それでも変えようという感じはなかった。
伊藤「そうでした、ね」
国崎「周りの芸人からがでかいかもしれないですね。そのままでいったほうがいいよ。別に何も変えずに、って。みんなそう言ってくれてました。
みんな……ふりかえると、ザ・ギースの尾関さんしか言ってなかったかも。尾関さんは言ってました。ランジャタイは売れるから、ってずっと言ってた。会ったときから。
あと、にゃんこスターのスーパー3助さんも言ってたんですよ。
変えないほうがいい理由は、別に何も言ってはなかったかもしれない。でも、このままでいいんじゃない、って。
別にウケなくても笑っちゃいますし、こっちが。めちゃくちゃスベっとるやんかって、なんか楽しかったですね」
ーー伊藤さんも別に変えなくていいと。
伊藤「そうですね。全然このままでいいんじゃないか、っていうのがありましたけど。この形が一番いいんじゃないかと。自然に」
ーーウケようがウケまいが関係なく。
伊藤「ウケたほうがいいですね。どちらかと言えば。近道ですからね。売れるまで時間もかかったし。売れてるかどうかわかんないですけど」
国崎「15年くらいかかりましたからね」
伊藤「14年とか」
国崎「めちゃくちゃですよね。14年は。親不幸も親不幸ですよね。14年かけて」
伊藤「それに耐えられるんだったら、変えないほうがいいですね。自分をいま信じている芸人たち。貫けばね。ただ、10何年くらいかかる」
■プロフィール ランジャタイ
伊藤幸司(いとう・こうじ)
1985年11月18日生まれ。鳥取県岩美郡出身。血液型A型。趣味は海水浴。
国崎和也(くにざき・かずや)
1987年9月3日生まれ。富山県氷見市出身。血液型A型。趣味はマンガ。
2006年に入学したNSC東京校12期で知り合ったが、伊藤が退学処分を受け、国崎も自主退学。07年にランジャタイを結成。2021年にM-1グランプリ決勝出場。2023年の2月に国崎が『へんなの』(太田出版)、5月に伊藤が『激ヤバ』(KADOKAWA)を出版。