国崎「本当にスベってる人とかもう、すごいことになってるんですよ」

国崎「僕らはほぼずっとですよ。いま、たまたまウケてるだけ。スベってる期間のほうが長いと思います。麻痺するんです。

 本当にスベってる人とかもう、すごいことになってるんですよ。

 ちくわまんさんとか。誰も笑わない。最後、やっぱり、ありがとうございました、って言うんですけど、ソデで見てて、ありがとうございましたって、めっちゃ面白いなと思って。スベって、ありがとうございましたって、一礼して帰るって。お礼言って帰るって、かわいそすぎる。

 なんか、そういう人たちおもしろいですね。中山亮さんのしめじクリニックってコンビがいたんですけど、スベりすぎて、最後ありがとうございました、じゃなくて、すいませんでした、って言ってましたから。それがめっちゃくちゃおもしろくて。ついに謝った、って。

 初めてなんじゃないですかね。エンタツアチャコからはじまって、漫才の歴史の中ですいませんでした、って」

伊藤「やりきって。飛ばしたわけでもなく、きっちりやって」

国崎「すっごいスベって終わってました。スベるのが一番面白いですよね。

 僕ら元ソニー(SMA)なんですけど、ソニーの文化で、みんなソデで見てて、スベったやつ見てめちゃくちゃ笑うみたいな。全員やってましたから。

 で、そいつがスベるんですよ、また。あんなにソデで笑顔で笑ってたやつが、めちゃくちゃスベって、顔面蒼白で帰ってくる」

伊藤「ウケるぞお、と思ってみんなやってますからね」

国崎「コントの人たちとかもたまらんですね。小道具とか作って。初出のコントがいちばんおもしろいよね。むちゃくちゃ世界観のある、1か月くらいかけて作ったかっこいいやつ用意して。3笑いくらいで終わった。もう小道具とか使わないよね」

ーーやってみないとわかんないわけですか。

国崎「やってみんとわからんかもしれないですね。ウケたらラッキーですけど」