弁護士らしさって何？
弁護士というと普通はスーツをビシッと着こなし、背筋がピンと張って……というお堅いイメージで亮子からもそんな雰囲気は感じられる。しかし、その一方では衣装からしてどこか型破りな自由さも感じられる。
「それは、逆に言うと、“弁護士らしさって何？”ということだと思うんですよね」
従来の弁護士像とは一線を画す……というところか。弁護士としての職務を着実にクールにこなす亮子だが、コンビニ店員で謎の男という設定の城野（中川翼）の前では、趣里さんはまた違った亮子を演じる。
「亮子は何も気を張らずにすごく素でいられる感じがするんです」
中川さんも「城野と亮子の関係性は親友のそれに近いものがあるような気がします」と語るように、亮子は事務所にいる時や法廷に立つ時とはまた違った顔を見せてくれる。
ところで、本ドラマは趣里さんにとっては『ブギウギ』後の初主演ドラマとなる。
「ちょっと意識するとプレッシャーを感じ易いので、それほど“朝ドラ後だから”とは意識していません。内容がリーガルものなので現場の雰囲気もお堅いかと思いきや、ほんとに素敵な人たちばかりなので、なんだかお正月に家族みんなで会うみたいな雰囲気なんです(笑)」
